メダカとカダヤシって、どっちがどっち???


用水路にいる小さな魚は、みんなメダカだと思ってな〜い???

 用水路にはメダカだけでなく、生まれたばかりのオイカワやカワムツなど和歌山では「ジャコ」という総称で呼ぶ小さな魚たちもたくさんいます。最近では、メダカによく似たカダヤシも多く見られ、それらすべてをメダカだと思っている人もいるんじゃな〜い?あなたがメダカだと思っている魚は、本当にメダカですか?

 そこで、非常によく似ているメダカとカダヤシの見分け方を教えちゃおう。


メダカとカダヤシ

<メダカの特徴>
ダツ目メダカ科
日本在来種
水草などに卵を産み付ける
シリビレの基部が長い
最近の研究で、地域ごとに遺伝的な違いがわかり、保護の必要性がある
<カダヤシの特徴>
カダヤシ目カダヤシ科
北アメリカ原産の外来種
仔魚(子魚)を産む卵胎生である
シリビレ基部は短く、オスのシリビレは交尾器にもなる
その名のとおり、マラリア撲滅のため蚊を退治(蚊絶やし)しようと移入された
メダカ(オス)
カダヤシ(オス)
メダカ(メス)
 
カダヤシ(メス)
メダカとカダヤシの見分け方
オスとメスの見分け方

 「メダカなんて用水路にたくさんいるのに、なんで絶滅危惧種(ぜつめつきぐしゅ)に指定されたりしてるんだろうなぁ〜!?」なんて、思っている方が多いのではないでしょうか。でもね、環境庁レッドデータブックでは絶滅危惧種に指定されていますし、和歌山県レッドデータブックでも準絶滅危惧種に指定されているのです。

   その用水路にいる小さな魚は、本当にメダカですか???

 今では多くの用水路がコンクリート張りに整備されつつあります。水草などに卵を産み付けるメダカにとって、生息できる環境が少なくなりつつあるのです。水田の減少もメダカが少なくなった一因でしょうし、農薬の影響もあるのかもしれません。そういえば、冬場でも水たまりが残る昔ながらの水田や、昆虫やカエルが多く生息する用水路って・・・少なくなったような気がしませんか???
 
 最近は、用水路にヒメダカ(人為的に品種改良されたメダカ)がいたり、ペットショップで変わったメダカ(白メダカや光メダカ)が売られてるいるけど、本当は全部品種で同じメダカなんだ。でも、自然界へ放すと自然のメダカの遺伝子に悪影響を与えたりするので、絶対に放流しないでね。