日本にはおおよそ400種のハゼの仲間が生息するとされています。なかには深い海やごく希にしか日本で見られないような種もいます。そのうち、我々が普段目にしているハゼはどれくらいなのでしょう。
ここでは、和歌山県以外で見られる日本のハゼを紹介します。和歌山のハゼと比べていかがでしょうか?
日本の淡水にすむハゼ
日本には山が多く、大小さまざまな川があります。また、琵琶湖のような湖もありハゼはそれぞれで生活しています。長い歴史を経て、琵琶湖や離島の川などでは独自の進化を遂げているハゼもいます。これらのハゼの多くは日本固有種です。
(写真:賀茂川 京都府)
(写真:琵琶湖大門浜 滋賀県)
日本の汽水にすむハゼ
日本には浜名湖や宍道湖、有明海のように広大な汽水域があります。そこには独自の分化を遂げたハゼがいます。ただ、汽水域は埋め立てなどによって世界的に減少傾向にあり、そこにすむ生きものも危機にあります。
(写真:番匠川 大分県)
(写真:有明海 佐賀県)
日本の海にすむハゼ
南北に長く、海に囲まれた日本には多くの魚が見られます。ハゼも例外ではなく、とても豊富な種類数が確認されています。
(写真:江崎漁港 山口県)
(写真:高見島 香川県)