和歌山市薬勝寺で発見された「ワニガメ」
 
 和歌山市薬勝寺の用水路で大きな亀が発見され、通報を受け駆けつけた和歌山東警察署員によって捕獲されました。その亀は、ワニガメであることが確認され、現在県立自然博物館で展示中です。
 
 
標準和名 ワニガメ
学   名 Macroclemys temminckii
分類学的位置 ・脊椎動物門・爬虫類綱
  ・カメ目・カミツキガメ科
捕獲日 平成16年5月17日(月)
採集場所 和歌山市薬勝寺
採集者 通報を受けた和歌山東警察署員
大きさ 甲長/50センチメートル
体重/26キログラム
展示開始日 平成16年5月22日(土)
展示場所 入口ホール特設水槽
 
 
誰かが故意に逃がしたか逃げ出したのかはわかりませんが、飼育下では水が凍らない場所なら越冬は可能とされる本種の個体数が、このようにして河川や池で増えていけば自然繁殖の可能性も出てきます。また、繁殖に至らなくとも在来種への影響(小さいカメなら甲羅をかみ砕いて食べてしまうなど)が危惧され、もし人もその強烈な破壊力を持つアゴでかまれれば大けがを負うことになるでしょう。
原産地はアメリカ合衆国東南部です。淡水性のカメですが、汽水域に入ることもあります。大きくなる種でふつうのもので甲長40〜60センチメートル、体重50キログラム、大きいものでは甲長100センチメートル、200キログラム以上になります。100年以上生き、150歳のものも確認されています。
舌の一部がミミズのような形になっていて、これをチロチロと巧みに動かし魚をおびき寄せて食べるというユニークな捕食行動や、映画キャラクター「ガメラ」のモデルであることなどにより人気がありペットショップで売られています。
ワニガメは「和歌山県動物の愛護及び管理に関する条例」において、特定動物(人の生命、身体又は財産に害を加えるおそれがある動物)に指定されていますので、飼う人は知事の許可を得なければなりません。ちなみに、許可申請には手数料が必要ですが、許可を受けないで飼うと罰則があります。