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館長ご挨拶

このたび令和44月より高須英樹前館長の後を継ぐこととなりました和田恵次です。19827月に開館した和歌山県立自然博物館が40年の節目を迎える年に館長という大任を仰せつかりました。本館がさらに発展するよう尽力する所存です。

 自己紹介させていただくと、私は海岸生物、特に干潟の無脊椎動物の生態、分類、進化に係る研究を長年続けてきました。とりわけ干潟上でダンスをすることで有名なスナガニ類の生態・行動・分類が主専門です。これまでの研究フィールドは、国内外様々ですが、和歌山県内各地の河川や干潟でも生物調査を行ったこともあります。和歌山県には国内外に誇れるような素晴らしい自然環境が残されており、様々な魅力にあふれています。
 自然博物館の使命は、博物館館報の巻頭に明記されている通りですが、私はその中でも、特に重要なのは、地域の自然に係る情報を収集し、それを発信することであると考えています。情報の収集とは、調査研究をすることと標本等の資料を収集することであり、情報の発信とは、調査研究の成果を研究報告として発表し、かつ社会発信することです。このうち社会発信の中身は、館内展示、観察会指導などですが、館内展示において当博物館は水族館としての機能を併せもっているところがユニークと言えましょう。海に囲まれた本県であればこその水族展示ですが、これからもこの特徴を大事にしてゆきたいところです。一方で社会発信とは裏腹に、なかなか外からは見えにくいのが自然史情報の収集(調査研究とその公表、標本・文献収集とその維持管理)ですが、これもまた着実に進めてゆくことが博物館の使命として重要であると考えています。
 これからもしっかりとした調査研究・資料収集活動を基に、和歌山県の自然の魅力を発信していこうと思いますので、改めて多くの方々からの支援を賜りたく、どうかよろしくお願い申し上げます。

令和4年4月 館長 和田 恵次 



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