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館長ご挨拶

 昨年度に引き続き、和歌山県立自然博物館の館長を拝命した和田恵次です。今年も自然博物館発展のため館長としての任務に取り組んでゆく所存です。

 自然博物館の使命は、地域の自然に係る標本や情報の収集とその成果の社会発信であります。標本や情報の収集には、調査研究とともに標本や情報データの収集があります。昨年も、学芸員による調査研究は活発に行われ、その成果も上がっています。また標本や文献の受領と登録もしっかり進められています。社会発信の方は、博物館内の展示や観察会の開催ですが、これも昨年は従前以上の実績を上げています。そもそも入館者数は大幅に回復してきて、コロナ禍以前のレベルに戻りつつあります。水生生物の生体展示は、本館の特色のひとつですが、館内外からの様々な水生生物の搬入のおかげで、展示の欠損はほとんどなく、様々な水生生物の生きざまの面白さを実感してもらえたはずです。

 昨年は広川町の海岸から恐竜化石が見つかったことも大きな話題でした。また例年実施している特別展や講演会も、昨年は参加者も多く、大変盛況でした。学芸員を中心にした本館職員の方々の尽力のおかげと感謝の念に絶えません。今年度も調査研究・標本文献収集とともに、館内展示、特別展、講演会、観察会といった社会貢献を活発に進めてゆきたいと思います。 これらの活動に当たっては、これからも多くの方々のご支援を賜りたく、どうかよろしくお願い申し上げます。

令和5年4月 館長 和田 恵次 



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