ティラノサウルスなどの恐竜※が陸上で繁栄していた中生代白亜紀後期、海の中では首長竜(プレシオサウルスなど)やモササウルス、ウミガメなどの大型海生爬虫類が繁栄していました。なかでも海の王者として君臨していたのがモササウルスです。
そんなモササウルスの化石が和歌山県有田川町の鳥屋城山(とやじょうさん)から発見されました。
モササウルスの化石は、約7200 万年前の海底で形成された地層の中に含まれていました。最初に発見された化石はごく一部だったのですが、その後の発掘調査によりたくさんの化石が発見されました。
現在、化石のまわりにある余分な石を取り除くクリーニング作業が終了し、モササウルスとしては日本一の保存部位数を誇る、世界的レベルでも貴重な化石であることがわかってきました。 現在、研究が進行中です。
※最新の分類では鳥類が恐竜類に含まれることがほぼ定説となっていますが、このサイトでいう「恐竜」とは従来のイメージのものを指すと考えてください。ちなみに勘違いされやすいのですが、モササウルスや首長竜は恐竜ではありません。